クボタ、みずほ銀行と食農領域の持続可能な発展に向け戦略的提携

・グローバルに深刻化する食料問題と気候変動の課題解決に挑戦

 クボタは4月24日、グローバルに深刻化する食料と気候変動の課題を解決するため、みずほ銀行との戦略的提携に合意したと発表した。クボタの農業分野における知見・技術とみずほの強みである国内外における広範なネットワーク・金融ノウハウを融合し、食農領域の持続可能な発展をめざす。

■背景とねらい
 世界人口の増加に伴い食料需要は増大し続ける一方、気候変動の影響により農作物の収穫量減少や品質低下が懸念されている。また、国内では、農業生産者の高齢化や後継者不足、生産コストの増加など、多くの課題に直面している。

 こうした課題に対し、クボタは自動化・無人化された農業機械の開発や、営農支援システム「KSAS(Kubota Smart Agri System、ケーサス)」の提供など、食料の生産性・品質を高めるためのソリューションの提供に加え、農業機械や農作物生産におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進している。

 また、みずほは、気候変動、資源循環、自然資本・生物多様性といった社会課題の解決と経済成長の両立をめざしている。このような中で、食農領域は社会インフラとして、さらには、食料安全保障の観点からも重要だと認識しており、サステナビリティの視点を組み込んだ金融・非金融の取り組みを推進している。

 今回、両社は双方の強みを活かして食農領域の持続可能な発展をめざすため、戦略的提携に合意した。

 詳細は、ニュースリリース