ハウス食品グループ本社(大阪府東大阪市)は4月18日、同日開催の取締役会において、インドネシアにおけるハラル認証を取得したカレールウ製品(家庭用・業務用)の生産を担う生産子会社 PT. House Foods Indonesia(予定)を設立することを決議したと発表した。
■会社設立の目的
ハウス食品グループはインドネシアで2016年にハラル認証を取得した業務用カレー製品を発売し、カレー事業を開始した。これに加えて、その後の同国内外食市場における日本式カレーの広まり、都市部の共働きや核家族世帯の増加により簡単・便利な加工食品のニーズが高まっていることを機会と捉え、2024年には家庭用カレールウを発売し、インドネシア国内での更なる普及活動を推進している。
今後の日本式カレーの普及に伴う需要の拡大に対応すべく、子会社を設立し、新工場を建設する。家庭用および業務用ハラルカレールウ製品を製造する工場として、2027年に生産を開始する予定。同工場では生産効率や環境に配慮した製法を導入する。また、製造した製品はインドネシア国内だけでなく、世界のハラル市場へも販売を広げていく予定。
今後も普及活動の進捗に応じて更なる生産体制の強化を検討し、売上高100億円規模の事業創出に向けて取り組んでいく。
<設立する会社の概要>
名称:PT. House Foods Indonesia(予定)
所在地:Kawasan Greenland International Industrial Center (GIIC)
Kota Deltamas, Desa Pasirranj, Kecamatan Cikarang Pusat – 17531
代表者:城地 崇幸
設立年月:2025 年 5 月末(予定)
資本金:3,408 億インドネシアルピア(約 32.3 億円)
(1 インドネシアルピア=0.0095 円にて換算)
出資比率:ハウス食品グループ本社株式会社 99%、ハウス食品株式会社 1%
事業内容:家庭用、業務用ルウ製品の製造