荏原製作所は4月18日、仙台市より西原雨水ポンプ場における大型ポンプ3台の新設工事を受注したと発表した。
■背景とねらい
仙台市東部に位置する本ポンプ場は、浸水被害常襲地区の浸水対策として、平成27年より供用を開始している。しかし、近年は東日本大震災に伴う地盤沈下と土地区画整理事業等による都市化の進展から、さらなる浸水被害の発生が懸念されるため、大型ポンプ3台を増設することで浸水被害の軽減に貢献していく。
<概要>
工事諸元(抜粋) :立軸斜流ポンプ(1800VZGE型) Φ1800mm×564m3/min×6.9m 1台、立軸斜流ポンプ(1350VZGE型) Φ1350mm×324m3/min×7.0m 2台
工事期間 : 2025年3月13日〜2027年3月31日
施工場所 : 宮城県仙台市宮城野区港1丁目24-11、25-2
■今後の展開
荏原は、雨水排水機場では国内トップのポンプ納入実績を持ち、現在も新設はもちろん更新や改造など多くのプロジェクトを遂行中。荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指している。