コベルコ建機、神戸製鋼の「DX注目企業2025」初選定、「K-DIVE®」と「K-D2 PLANNER®」の取り組みが評価

 コベルコ建機の親会社である神戸製鋼所は、4月11日、経済産業省が東京証券取引所および独立行政法人情報処理推進機構と共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2025」における「DX注目企業2025」に初めて選定された。その選定にあたり、コベルコ建機の重機の遠隔操作システム「K-DIVE®」と、クレーン施工計画策定支援ソフト「K-D2 PLANNER®」の取り組みが評価された。

 「DX銘柄」とは、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定するもの。さらに「DX銘柄」に選定されていない企業の中から、特に企業価値貢献部分において、注目されるべき取り組みを実施している企業について、「DX注目企業」として選定される。

 神戸製鋼所の「DX注目企業2025」認定にあたり、コベルコ建機の「K-DIVE®」と「K-D2 PLANNER®」は新規ビジネスモデルの創出により企業価値向上に資する取り組みの一つとして評価された。

 コベルコ建機は、今後も建設業界の課題解決に貢献する先進的な製品・サービスの提供に努めていくとしている。

◎「K-DIVE®」について
 「K-DIVE®」は重機の遠隔操作システムと稼働データを用いた現場改善ソリューション。建設業界では、危険を伴う労働環境や深刻な人手不足の改善が急務。「K-DIVE®」により、特定の人・場所・時間などの制約を受けずに建設現場での施工を可能とすることで、安全で快適な現場作業環境の提供、多様な人材の活用、複数拠点を切替えて遠隔操作することによる現場生産性の向上を実現できる。

◎「K-D2 PLANNER®」について
 「K-D2 PLANNER®」は、資材の揚重や分割の検討に加え、建築順序や日程を含むクレーン施工計画を支援するRevit ※1 アドイン型ソフト。国内主要メーカー4社のクレーンモデルを搭載し、現場条件に合わせた最適クレーンの選定で重機コストを削減。施工計画に必要な断面図などの作成や接地圧・負荷率の自動計算で生産性も向上。資材のエビデンスを残しながら3Dステップ図を作成し、周辺住民や現場との計画共有も可能。

※1 Autodesk社製の建築用3D-CAD。

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