日立建機は4月16日、遠隔監視でほぼリアルタイムに収集した鉱山機械の稼働データを解析し、顧客の鉱山操業の効率を高めるソリューション「LANDCROS Connect Insight(ランドクロス コネクト インサイト)」を開発したと発表した。2025 年度より、オーストラリア連邦、ザンビア共和国、チリ共和国、アメリカ合衆国など世界各地の鉱山現場に順次展開する計画。
画像:「LANDCROS Connect Insight」 ダッシュボード閲覧のイメージ
鉱山会社の顧客は、安全性の向上、エネルギーマネジメントを含むライフサイクルコストの低減、環境負荷の低減を図りながら、資源採掘の生産性を最大化させるために複雑なオペレーションをしている。
日立建機グループは 2022 年 1 月より、IoT により鉱山機械を 24 時間遠隔監視するサービスソリューション「ConSite Mine(コンサイト・マイン)」を鉱山現場向けに提供してきた。
従来の「ConSite Mine」との違いは、「ConSite Mine」は 1 日に 1 回、日立建機ブランドの鉱山機械の稼働データを取得するのに対し、「LANDCROS Connect Insight」はほぼリアルタイムに稼働データを取得し、コンサルティングまで実施できる点。また、マイニング分野での経験豊富な人財、データサイエンティスト、メカニカルエンジニアなど専門分野に精通したコンサルタントが稼働データを解析し、顧客の鉱山機械の性能を最大限に引き出すための提案も可能。
今後、日立建機グループは「LANDCROS Connect Insight」や顧客から共有される鉱山管理データ、グループ会社や協業するビジネスパートナーが収集するデータを一元管理・相互連携できるデジタルプラットフォームを構築し、さらなる鉱山運営の最適化につながるソリューションの提供をめざす。
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