荏原製作所は4月14日、熊本県より津口芝口排水機場における大型ポンプ3台の新設工事を受注したと発表した。
■背景
この機場が位置する地域は、八代市北部に位置し、氷川と鏡川に囲まれた旧干拓地。稲作を中心に、い草や野菜を組み合わせた営農が行われている。これまでは、大雨が降ると近隣の排水機場が排水することで水害を防いでいたが、近年の気候変動などによる水量の増加により湛水被害が発生している。この課題を解決するために、新たに本機場を建設することで湛水被害を防止し、地域の安定した農業経営に貢献する。
荏原は、雨水排水機場では国内トップのポンプ納入実績を持ち、現在も新設はもちろん更新や改造など多くのプロジェクトを遂行中。荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指している。
<概要>
工事諸元(抜粋) :横軸斜流ポンプ(1650HZ型)
Φ1650mm×6.1m3/s×4.5ⅿ 3台
工事期間:2025年3月5日~2027年10月29日
施工場所:熊本県八代市鏡町芝口地内