ダイヘンは4月7日、AR技術の活用により直感的なロボット教示を可能とする世界初の教示装置「タブレットTP」を開発したと発表した。同製品によりロボット導入の障壁である操作の煩雑さを軽減することで、現場の労働力不足解消に貢献する。
■開発の背景 世界的な労働力不足の深刻化により、モノづくりの現場ではロボット導入による自動化ニーズが高まっている。しかし、初めてロボット導入を検討する企業においては、その操作の煩雑さから導入に踏み切れないことが多々ある。そのため、ダイヘンは「誰もが簡単に操作ができる」をコンセプトに、2020年にジャイロセンサとジョイスティックを組み合わせた教示装置を、2022年にはタブレットによる撮影画像から動作ポイントをタッチするだけで操作が完了できるシステムを市場投入した。
一方、近年のスマートフォンの普及により、ロボット教示においても直感的な操作が求められるようになっている。そこでダイヘンは、これまでの開発で培ったロボット制御技術や直感操作のノウハウ、AR技術等を結集し、従来のボタン操作を主としたティーチペンダントとは異なる、スマートフォンライクな操作を中心とする同製品を開発した。なお、同製品は、市販品のiPad Proを採用しており、Apple社製品であればさらに抵抗感無く操作が可能。
■適用機種
・協働ロボットを含む、ダイヘン現行産業用ロボットラインナップ全てに適用可能
■販売計画
受注開始日:2025年5月1日
販売予定台数 :300台/年
メーカ希望価格:27万円(税別) ※iPad Pro 除く
詳細は、ニュースリリース
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