JERA 、米国における低炭素アンモニア製造プロジェクト「Blue Point」の最終投資を決定

 JERA(東京都中央区)は4月9日、CF Industriesおよび三井物産とともに、米国ルイジアナ州における低炭素アンモニアの製造プロジェクト「Blue Point」の最終投資 を決定したと発表した。

 JERAは、2024年にCF Industries との間で、低炭素アンモニア製造事業の共同開発契約を締結し(2024年4月18日発表済み)、投資決定に向けた検討を進めてきた。

 同プロジェクトは、米国ルイジアナ州において、世界最大規模となる生産能力年間約140万トンの低炭素アンモニア製造拠点を開発するもので、天然ガスを原料としてアンモニアを製造し、製造過程で発生したCO2は回収し、輸送・貯留する。総事業費は約40億米ドル(約6,000億円)で、JERAは35%を出資するとともに、出資者としてアンモニアを引き取り、欧州やアジア等に向けて広く供給していく予定。なお、生産開始時期は2029年(予定)。

 JERAは「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年に国内外の当社事業から排出されるCO2の実質ゼロを目指し、再生可能エネルギーの拡大とともに、ゼロエミッション火力に取り組んでいる。今後も、国内外の有力企業とも連携しながら、低炭素水素・アンモニアのサプライチェーンの構築、拡大に取り組むことで、グローバルな脱炭素化とエネルギー問題の解決に貢献していく。

<プロジェクト概要>
プロジェクト名:Blue Point
アンモニア種別:ブルーアンモニア
生産能力:年間約140万トン
生産開始時期:2029年(予定)
総事業費:約40億米ドル(約6,000億円)
出資者:CF Industries(40%)、株式会社JERA(35%)、三井物産株式会社(25%)
所在地:米国ルイジアナ州アセンション郡

 ニュースリリース