日本鍛圧機械工業会は 4月8日、2025年3月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は386.4億円で、前年同月比で3.4%増となった。当月はプレス系は前年比でマイナスとなったが、板金系とサービス系で大幅に伸びたため、トータルでも前年比で増加となった。板金系は2005年以来2番目の受注額で、サービス系も過去最高の実績であった。期末の影響もあり、まだ回復基調に入ったとまでは言えない。
機種別では、プレス系機械が101.3億円で17.7%減となった。小型プレス 1.1%増、大型プレス 0.3%増、超大型プレス 2.2倍、フォーミング2.2倍で、中型プレス 71.2%減、油圧プレス 46.6%減であった。
板金系機械は182.2億円で15.8%増であった。パンチング38.3%増、レーザ・プラズマ13.2%増で、ブレーキ・シャー2.5%減となり、サービス系は102.9億円で10.6%増であった。
内外別では、国内は240.0億円で13.9%増となった。輸送25.2%増、金属11.5%増、電気48.6%増、鉄鋼22.3%増、一般0.1%増であった。
輸出は43.5億円で37.7%減であった。中国向が59.4増、韓国向65.8%増、欧州向15.7%増となったが、北米向77.7%減、東南アジア向32.5%減、インド向59.2%減であった。