入野機工、横須賀市内事業所をYRP(横須賀リサーチパーク)へ移転

 入野機工(埼玉県川口市)は、横須賀市内事業所を同市内のYRP(横須賀リサーチパーク)に移転し、精密内面研削盤の製造工場を建設する。4月4日、横須賀市が発表した。

 同社は、精密内面研削盤および専用スピンドルの製造・販売・修理を行う工作機械メーカー。1949年より内面研削盤の分野で高い評価を得てきた旧・山田工機が経営難に直面する中、その優れた技術を絶やすことなく未来へ受け継ぐため、2020年3月に新会社として設立され、旧社が長年拠点を置いていた横須賀の地で事業を引き継いでいる。

 今回、より高度なものづくりを追求し、将来に向けた技術開発の拠点として、YRP(横須賀リサーチパーク)内に新工場を開設する運びとなった。

■新工場での実施事業
 同社は、極めて高い加工精度を実現する内面研削盤および専用スピンドルの開発・製造を強みとし、自動車産業や航空宇宙産業をはじめとする精密部品加工分野に向け、高性能な製品を提供している。長年の実績を持つ「YIGシリーズ」や、汎用機とNC機の特長を融合したハイブリッド型「IIGシリーズ」など、操作性と加工精度を兼ね備えた製品群を展開している。

 今回、最先端の研究開発拠点が集積するYRP(横須賀リサーチパーク)への拠点移転に伴い、大型汎用内面研削盤およびNC内面研削盤の新機開発を推進するとともに、企業や大学との技術交流や共同研究の促進を図る。
 また、横須賀市では企業立地等促進制度の適用に向けた手続きを進めている。

<工場概要>
所在地:横須賀市光の丘7-3
敷地面積:1,165.00㎡
延床面積 :1,109.40㎡
階層:2階建

<会社概要>
所在地:埼玉県川口市領家2-4-16(本社)
設立:令和2年(2020年)3月
資本金:1,000万円
従業員数:13名

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