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カナデビア子会社のKanadevia Inova 、英国でごみ焼却発電プラントを受注

 カナデビア(旧・日立造船)は2月28日、100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの EPC(設計・調達・施工)、運営・メンテナンスなどを手がける Kanadevia Inova AG(スイス、以下、Inova)が、英国でごみ焼却発電やバイオガスプラント運営を行う MVV Environment Ltd(英国、以下、MVV)が英国イングランド東部の Wisbech(ウィズビーチ)で進めるごみ焼却発電プラントの EPC 業務を受注したと発表した。

 同プラントでは、廃棄物が安全かつ効率的に処理され、家庭や企業に必要なベースロードエネルギーが生成されるだけでなく、同地域における埋立処理への依存度を大幅に下げることにも貢献する。年間 62 万 5,600 トン(約 1,800 トン/日)の廃棄物処理と、英国の一般家庭 15 万世帯の供給量に相当する 50MWe 以上の発電、さらには近隣企業の事業用途向けに 49MWth の熱供給を行う能力をそなえる予定。

 Inova は欧州でごみ焼却発電プラントを手掛けてきたが、今回 MVV の子会社 Medworth CHP Ltd からEPC業務を受注し、英国における 22 件目のプロジェクトとなる。

 カナデビアグループは、国内外で累計 1,500 件以上のごみ処理施設を受注しているが、これからも、ごみの埋立処理からの移行が進む英国をはじめとする世界各国で、ごみの衛生的な処理とクリーンエネルギー技術を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく。

<受注概要>
発注者:MVV Environment Ltd
建設地:Wisbech, Cambridgeshire, England
処理量:62 万 5,600 トン/年(約 1,800 トン/日)
発電出力:50MWe

 ニュースリリース

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