技研製作所は2月27日、復旧工事を一層加速させていくため、能登復興支援室（金沢市）を拡充し、3月1日より事務所を市内の別のビルに移転すると発表した。
技研グループでは震災発生後の昨年2月、石川県金沢市に能登復興支援室を開設し、被災状況の調査、最適な圧入工法の提案を推し進めてきた。交通の大動脈である「のと里山海道」の車線拡幅工事や土留め壁の構築を速やかに完遂させたほか、現在も河川工事等で主力機の杭圧入引抜機「サイレントパイラーTM」が活躍している。震災は発生から1年以上が経過し今後本復旧工事が本格化していく。また、昨年9月に発生した豪雨被害の対応も急ピッチで進められており、工事案件が増加すると見込んでいる。
これまで工法提案を行う担当者のみが現地入りしていたが、今回、工事計画の立案や進捗管理等ができる技術者も加えて、より体制を強化する。管轄エリアも石川県のみだったが、拡充に伴い富山県、福井県を含む北陸地方3県とする。
■能登復興支援室概要
所在地：〒920-0869石川県金沢市上堤町3番21号 金沢野村證券ビル6階
電話：技研製作所 076-213-5110／技研施工 076-213-5145
営業開始日：3月3日