・包括的な運用保守(O&M)ソリューションplantosenの強化に向けて
千代田化工建設は2月12日、Basetwo Artificial Intelligence, Inc.(本社:カナダ、以下、Basetwo 社)と資本業務提携を行い、千代田化工建設が提供する包括的なO&Mトータルソリューションサービス「plantOS」の強化に向けた取り組みを開始したと発表した。この提携の一環として、千代田化工建設は、Basetwo社が提供するAIツールを「EFEXIS Studio」としてplantOs に統合し、日本を含む一部の地域で独占的に提供する。
EFEXIS Studio は千代田化工建設が提供するplantOsにおいて、初めてデータの民主化”を実現したクラウドベースのソリューション。Basetwo 社のプラットフォームを活用することにより、データベース管理やブログラミングの専門知識を必要とせず、視覚的かつ直感的にもわかりやすい操作が可能となる。これにより、プラントのオーナーやオペレーターが自身で、プラント内のさまざまなデータ源からデータを収集、整理、活用できるようになる。
また EFEXIS Studioには、千代田化工建設がエンジニアリング会社として創業当初から開発、発展させてきた、物理現象を解析するツールやプロセスツールなどのさまざまな知見を、機能として初めて実装しており、今後サービスとして提供していく。これにより、プラントのオーナーやオペレーターによる独自のAIシステム構築を強力にサポートすることが期待される。
千代田化工建設とBasetwo 社は業務提携によって、最新のデジタル技術による0&Mソリューションサービスの新しい基準を確立し、プロセス産業の変革を推進していく。また千代田化工建設は、これらの事業を通じて、千代田化工建設のパーパスである「社会の”かなえたい”を共創(エンジニアリング)する」ことを目指して、持続可能な社会の発展に負献していく。
Basetwo 社 CEO Thouheed Abdul Gaffoor 氏コメント:
当社は、アジアおよびその他の地域のエネルギープロセス産業の革新的、先進的変革に取り組むパートナーである千代田化工建設と協業できることを婚しく思います。BasetwoのデータパイプラインとAIモデリング機能に、千代田化工建設の専門知識と高度に統合されたplantOs ソリューションを組み合わせることにより、AI時代にふさわしい、プラントオペレーターの作業効率化を実現します。
*1:千代田化工建設グループがこれまで提供してきた産業設備/プラント向けのメンテナンス分野における、現場中心のフィジカルサポートと、長年培ってきた高度分析、解析サービス、IoT、クラウドやAIなどの最新のデジタル技術をハイブリッドに融合した、メンテナンスとオペレーションをサポートするサービスです。なお、plantOsは、千代田化工建設の登録商標です。
【参考】2023年9月4日千代田化工建設プレスリリース:https://www.chiyodacorp.com/media/230904.pdf
*2:誰もが簡単にデータを利用できる環境を構築し、データを主体的に使いながら業務を進められ、かつ改善できる状態のこと。