牧野フライス、24年4~12月期売上は3.6%増の1,688億円、通期予想2,250億円(0.2%減)は変えず

 牧野フライス製作所が1月31日に発表した2025年3月期第 3四半期(2024年4~12月)連結業績によると、売上高は1,687億94百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益132億32百万円(同8.8%増)、経常利益144億87百万円(同4.7%増)、純利益105億32百万円(同6.6%減)となった。

 受注は1,696億35百万円(同6.2%増)となった。うち第3四半期は609億70百万円(同18.9%増)と前年同期を上回った。北米での航空機向け、日本国内及びアジアでの半導体製造装置関連向けの受注が堅調に推移した。

<セグメントI (「個別」および国内連結子会社 )>
 牧野フライス製作所の国内受注は、前年同期を上回った。半導体製造装置関連、産業機械関連を中心とした部品加工向けが前年同期比で増加した。
<セグメントII ( MAKINO ASIA PTE LTD )>
 アジアの受注は前年同期を上回った。中国は新エネルギー車関連向けの商談が継続し、前年同期並みとなった。インドは自動車関連の部品加工向けを中心に、前年同期を上回った。取付具などエンジニアリングを含めた商談が堅調に推移している。アセアンは半導体製造装置関連向けが堅調に推移し、前年同期を上回った。

<セグメントIII ( MAKINO INC. ) >
 アメリカの受注は航空機向けが高水準となり前年同期を上回った。自働化を含めたエンジニアリングの商談は継続している。

<セグメントIV ( MAKINO Europe GmbH ) >
 ヨーロッパの受注は、前年同期を上回った。ドイツを中心に景気の低迷が継続しているが、産業機械などの部品加工向けが増加した。

■2025年3月期の見通し
 2025年3月期(24年度)の業績予想は、売上高2,250億円(前期比0.2%減 )、営業利益170億円(同 3.8%増 )、経常利益177億円(同6.4%減)、親会社株主に帰属す る当期純利益145億円(同9.3%減)と前回予想を据え置いた。

 牧野フライス製作所の2025年3月期第3四半期決算短信