タクマ、上越バイオマス発電合同会社向け2MW級バイオマス発電プラントを受注

 タクマは1月30日、上越バイオマス発電合同会社(愛知県名古屋市、代表社員:合同会社CEPCO-R)向けに、2MW級バイオマス発電プラントの設計・調達・試運転業務を受注したと発表した。

 中部電力エムエル・パワープロスペックAZの3 社の出資により設立された上越バイオマス発電は、 新潟県上越市において、県内の街路樹から集めた剪定枝を主な燃料に、FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を活用したバイオマス発電事業を計画している。

 タクマはこれまで、さまざまなバイオマス燃料に対応した高効率・省エネルギーの発電プラントを多数提供しており、FIT制度開始以降の納入件数は業界トップ。今回、長年培った技術と豊富な納入実績が上越バイオマス発電から高く評価されたことにより、同プラントの受注に至った。

 タクマは今後も、国内燃料を中心とした中小型バイオマス発電プラントの新設や、既存発電プラントのバイオマスへの燃料転換の受注拡大に注力することで、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

<プラントの概要>
納入先:上越バイオマス発電合同会社
建設場所:新潟県上越市大字黒井字釜前2174—1
設備概要:バイオマス発電プラント(発電出力:1,990kW)
用途:FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を利用した発電事業
使用燃料:木質チップ(主に新潟県内の街路樹剪定枝等)
運転開始予定:2027年5月

 ニュースリリース