千代田化工建設、出光興産より固体電解質大型パイロット装置の基本設計業務を受注

 千代田化工建設は12月24日、出光興産より、同社千葉事業所における全固体電池実用化に向けた固体電解質大型パイロット装置の基本設計業務を受注したと発表した。

 この案件は、出光興産が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の 「グリーン イノベーション基金事業/次世代蓄電池・次世代モーターの開発」に採択された事業の下で、全固体電池の 材料となる固体電解質の大型パイロット装置の基本設計業務を行うもの。この大型パイロット装置で、 出光興産は固体電解質の量産技術の確立を加速させ、全固体電池市場の早期立ち上げに貢献する。

 千代田化工建設は、出光興産が長年の研究により開発した、石油製品の製造過程で副次的に発生する硫黄成分を 原料とした、固体電解質を製造する大型パイロット装置を出光興産の千葉事業所内に建設するための基本 設計業務に取り組む。

 また、千代田化工建設は総合エンジニアリング会社として、全固体電池を含むカーボンニュートラルの実現に貢献する 技術の社会実装に向けて多方面から事業に取り組んでいる。これらの事業を通じて、千代田化工建設のパーパスで ある「社会の“かなえたい”を共創(エンジニアリング)する」の体現を目指して、持続可能な社会の発展に貢 献していく。

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