ジェイテクトは12月23日、第二期中期経営計画で掲げるグローバル体制再構築の一環として、欧州においてニードルローラーベアリング(以下、NRB)の製造販売を行う連結子会社3社(以下、譲渡対象会社)を含むNRB事業の譲渡に向けて、ドイツの金融投資会社であるAEQUITAと基本合意※したと発表した。
ジェイテクトは、2024年度から2026年度の第二期中期経営計画において、グローバル体制の再構築による経営・事業体制の強化を進めている。欧州市場においては事業の整理・統合を進め、収益体質の改善により、黒字化を目指す。
今後もジェイテクトは、各地域の市場環境に応じた最適な戦略と事業編成によって、体質改善を進めるとともに顧客のニーズに応えるソリューションを提案していく。
※基本合意は、プットオプション契約と呼ばれるもので、プットオプション契約に基づき、AEQUITAは、譲渡について確約するもの。フランスの法令に基づき、譲渡対象会社の一つであるJTEKT BEARINGS FRANCE SASは譲渡において従業員代表機関との協議が義務付けられており、当該協議の終了後に、JTEKTとAEQUITAグループとの間で株式譲渡契約を締結する見込み。
<譲渡対象会社の概要>
・ドイツ拠点
(1)名称:JTEKT BEARINGS DEUTSCHLAND GMBH
(2)所在地:Halle-Westfalen, Germany
・フランス拠点
(1)名称:JTEKT BEARINGS FRANCE SAS
(2)所在地:ヴィエルゾン工場:Vierzon, France
マローム工場:Maromme, France
・チェコ拠点
(1)名称:JTEKT BEARINGS CZECH REPUBLIC S.R.O.
(2)所在地:Olomouc, Czech Republic