三菱重工、九州電力玄海原子力発電所3、4号機向け蒸気タービン更新工事を受注

・運転実績の豊富な54インチタービン採用、当社高砂製作所で製造
・信頼性向上と発電効率向上によりカーボンニュートラルの実現と電力安定供給に寄与

 三菱重工業は12月13日、九州電力の玄海原子力発電所(佐賀県東松浦郡玄海町)3号機、4号機に対する蒸気タービンの更新工事を受注したと発表した。高砂製作所(兵庫県高砂市)で設計・製造し、現地で取替工事をする。

 今回納入する蒸気タービン(注)は、三菱重工が設計開発を行い、国内で4例、海外で5例と計9例の運転実績がある54インチ翼タービンを採用。これまで培ってきた経験と技術力を生かし高品質のタービンを供給するとともに、より優れた材質や構造を採用した最新設計とすることで信頼性の向上をはかる。また、発電効率が向上することで、カーボンニュートラルの実現と電力安定供給にも寄与する。

 三菱重工は、原子力発電プラントメーカーとして豊富な実績に基づく総合技術力を生かし、同施設への信頼性の高い機器納入を通じて、原子力発電所の安全性向上ならびに安全安定運転に貢献していく。

(注)今回納入する蒸気タービンは、1基の高圧タービンと3基の低圧タービンにより構成される。

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