プリントネット(鹿児島県鹿児島市)は12月13日、鹿児島県姶良市(あいらし)に九州第二工場(仮称)を新設すると発表した。
従来の印刷会社においては、人材不足や設備・資材高騰によるファブレス経営が増加しており、自社生産能力を有する印刷会社への需要が高まっている。また、カスタマーサービスの優位性及び価格の観点から、プリントネットへの
利用増加が見込まれている。そのような状況の中、プリントネットは需要増加に対応すべく、設備投資を進めることで競争力強化を行い、さらなる成長を見込んでいる。今後はwin-winの関係性を築ける企業と深く関係性を築き、引き続き大きな成長機会を見い出せると確信している。
プリントネットは2019 年1月より現所在地において九州工場を稼働しているが、上記を踏まえ、生産能力の拡大を目的として、現九州工場の隣接地に九州第二工場(仮称)を新設することにした。
同工場には、新台を増設して4台体制で生産を行う予定。また、太陽光パネルの設置を始め環境に配慮した設備を整えていく。
新設する工場では、生産設備の集約及び自動化を推進することで、生産の効率化と品質の安定化が期待される。また、生産コストや外注費の削減につながることに加え、地域経済への貢献も視野に入れている。具体的には、地域での雇用創出を通じて、地域社会の発展に寄与することを目指す。これにより、プリントネットはさらなる競争力の向上を図り、中長期的な価値創造を実現していく。また、今後の生産キャパの状況に応じて、第2期、第3期と、さらなる増設も検討していく。
プリントネットは今後も持続的成長を図り、企業価値の一層の向上を目指す。
<新工場の概要>
所在地:鹿児島県姶良市加治木町木田1377-20、1377-21、1184-1
土地面積:32,380㎡(約9,795坪)※取得済み
建物延床面積:約2,000坪(第1期)
投資額:約35億円(建物及び設備)
資金計画:自己資金及び外部調達の予定
稼働開始予定:2026年10月