Kalmar(カルマー)、スエズ運河のコンテナターミナル に電動リーチスタッカーを供給

・APMターミナルのネットゼロ化推進に貢献

 Kalmar(カルマー):2024年12月9日

 Kalmarは、Suez Canal Container Terminal(SCCT、スエズ運河コンテナターミナル)で試験運用されるKalmar電動リーチスタッカーをAPM Terminals (APMターミナル)に供給しました。Kalmarの2023年第3四半期の受注に計上されたこの注文は、ターミナル業務の電動化を推進するという両社の取り組みにおける重要な一歩となります。リーチスタッカーは現在、試験運用段階を開始しており、今後数か月間、APM Terminalsと Kalmar は協力してこの試験運用からデータと洞察を収集し、業界全体のターミナル業務の電動化を推進することを目標としています。

 SCCT は、世界で最も交通量の多い航路の 1 つであるスエズ運河の河口という戦略的な位置にあり、主要な国内および世界市場へのアクセスを提供しています。SCCT のビジョンは、地中海最大のハブおよびエジプトの主要ゲートウェイになることです。APM Terminals は、2040 年までに完全にネットゼロを達成することを約束しています。

 最大 45 トンの吊り上げ能力を備えた Kalmar の電動リーチスタッカーは、貨物処理作業の環境効率を向上させながら、顧客が最高レベルの生産性と安全性を維持できるようにします。リーチスタッカーには、さまざまなモジュール式バッテリー オプションと充電ソリューションが用意されています。

 契約の一環として、Kalmar の担当者が SCCT に常駐し、現地スタッフにメンテナンス サポートを提供します。

 SCCT 最高経営責任者、Keld Mosgaard Christensen(ケルド・モスガード・クリステンセン)氏は次のように述べています。
 「電化は当社の脱炭素化ビジョンの基盤の一つであり、このパイロットは電気機器の成熟と導入を加速させる機会です。私たちはこのパイロットでKalmarと協力し、機器の技術的側面、インフラ要件、運用上の影響に関する重要な洞察を得ることを目指しています。」

 Counter Balanced Global Sales Kalmar(カウンターバランスド・グローバルセールス・カルマー)担当副社長、Peter Olsson (ピーター・オルソン)氏は、次のように述べています。
 「APM Terminalsは、2040年までにネットゼロを達成するという公約を掲げ、模範を示しています。同社の脱炭素化ビジョンの中心は電化であるため、目標実現をサポートするために当社の電動リーチスタッカーの試験導入を決定したことを誇りに思います。今回のステップにより、当社はアフリカに初の電動リーチスタッカーを納入することで、新たな重要な節目を迎えることになります。」

■ Kalmar(カルマー)について
 Kalmar(ナスダックヘルシンキ:KALMAR)は、持続可能なマテリアルハンドリング機器とサービスの先駆者になるというビジョンを持って、世界中の重要なサプライチェーンで商品を移動しています。当社は、港やターミナル、流通センター、製造、重物流に重物処理機器とサービスを形成する幅広い業界を提供しています。フィンランドのヘルシンキに本社を置くKalmarは、120カ国以上でグローバルに事業を展開し、約5,200人を雇用しています。2023年の売上高は約20億ユーロでした。
www.kalmarglobal.comです。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。