日本鍛圧機械工業会は 12月9日、2024年11月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は228.5億円で、前年同月比で14.8%の減となった。11月も前月に続き、板金機械が国内・輸出ともに堅調に推移したが、プレス系、サービス系は前年割れと
なった。板金系は特に国内が好調で66.0%の増となり、しばらく低迷していた国内での設備投資が動き始めている兆しが伺える。
機種別によると、プレス系機械が63.9億円で46.6%の減となった。小型プレスは1.9%の微増、フォーミング16.3%増であったが、中型・大型・超大型プレス、油圧プレス、自動化装置はマイナスであった。板金系機械も89.2億円で46.2%の増となった。パンチングは2.2倍、レーザ・プラズマ44.4%増で、ブレーキ・シャー7.7%増であった。サービス系は75.4億円で13.8%の減であった。
内外別によると、国内は90.5億円で18.2%の減となった。鉄鋼22.7%増、一般67.7%増、金属18.4%増、電気72.8%増であったが、輸送で66.2%減と全体を押し下げた。
輸出は62.5億円で10.8%の減であった。中国向が2ヵ月連続の46.4%増、東南アジア向6.7倍、インド向6.3%増となったが、北米向41.2%減、欧州向67.9%減となった。