・加工能力を強化し、複雑な多面形状部品の高効率加工を実現
ヤマザキマザック(愛知県大口町)は12月4日、加工能力を強化し、複雑な多面形状部品の高効率加工を実現した複合加工機「INTEGREX j-200 NEO」シリーズを開発、4 日から美濃加茂製作所 第一工場/ワールドテクノロジーセンタで開催する JIMTOF2024 アンコールフェアに出展し、販売を開始すると発表した。
ヤマザキマザックは複合加工機のエントリーモデルとして 2010 年に INTEGREX j-200 を発表、長年に渡り多くの顧客より高い評価を得てきた。今回開発した INTEGREX j-200 NEO(テールストック仕様)と INTEGREX j-200S NEO(第二主軸仕様)は、従来機から各仕様を強化することで、生産性や複雑な多面形状の加工ワークへの対応力を向上させた高能率な複合加工機。
INTEGREX j-200 NEO シリーズは、旋削主軸の出力・トルクを向上させたことにより、高い生産性を実現している。また、標準仕様よりもさらに性能を強化したハイパフォーマンス仕様では、従来機から大幅に出力・トルクを向上させつつ、全長を短縮したコンパクトミル主軸を採用している。標準仕様・ハイパフォーマンス仕様とも、ミル主軸の B 軸割出し範囲を従来機よりも拡大、さらに割出し角度も標準仕様で 1°単位、ハイパフォーマンス仕様では 0.0001°単位で可能としている。外径・端面・斜め加工など多面加工により、さまざまな形状の加工ワークに対応することができる。
環境性能では、CNC 装置に搭載された「エナジーセーバー」により、機械稼働中の消費電力を見える化する。また、省エネ機器を採用したことで消費電力の削減にも貢献する。
ヤマザキマザックは今後も生産性の向上と環境負荷低減を追求した技術開発を進め、持続可能な社会の実現に貢献していく。
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