ヤマザキマザック(愛知県大口町)は12月4日、工程集約と高生産性を実現する 3 タレット/2 スピンドル CNC 旋盤「HQR-200/3 NEO、HQR-250/3 NEO」を開発し、販売を開始したと発表した。12 月 4 日から美濃加茂製作所第一工場/ワールドテクノロジーセンタで開催する JIMTOF2024 アンコールフェアに出展する。
ヤマザキマザックは 2007 年に上下 2 タレット/ 2 スピンドル機である HQR(エイチキューアール)シリーズの販売を開始し、生産性の向上、自動化システムとの連携により量産部品の長時間連続加工を可能にしてきた。
今回開発した「HQR-200/3 NEO、HQR-250/3 NEO」は 3 タレット構造により、第一・第二主軸での同時加工や上下タレットによるバランスカットに加え、第一工程と第二工程で加工量の差がある部品加工においては、従来機と比較して加工サイクルタイムを大幅に短縮できます。さらに、バーフィーダーやワークアンローダなどの自動化システムを活用して、チャックワークからシャフトワークまでさまざまな部品加工の自動化に対応する。
また、3 タレットに特化した専用画面とサポート機能を有する CNC 装置「MAZATROL SmoothG3(マザトロール スムースジーキューブ)」を搭載、多様な干渉チェック機能により 3 タレットの複雑な動作に対しても安全な運転を実現する。
環境性能では、CNC 装置に搭載された「エナジーセーバー」により、機械稼働中の消費電力を見える化、省エネ機器を採用したことで消費電力の削減にも貢献する。
ヤマザキマザックは今後も生産性の向上と環境負荷低減を追求した技術開発を進め、持続可能な社会の実現に貢献していく。
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