日精樹脂工業、極限の低床化を実現したハイブリッド式竪型射出成形機「TWX-RⅢシリーズ」に更なる大型タイプを追加

日精樹脂工業は12月4日、業界トップクラスの低床化を実現したハイブリッド式竪型射出成形機 「TWX-RⅢシリーズ」について、新たに型締力4,470kN(460トン)の大型クラス「TWX 460RⅢ50BV」を開発、2025年4月から受注を開始すると発表した。

日精樹脂工業は、自動車や電子部品など幅広い分野におけるインサート成形に最適な竪型射出成形機について、業界トップクラスの販売実績を有し、約4割の販売シェアを誇っているが、TWX シリーズはその中型・大型クラスをカバーしており、2019 年4 月に同22,110kN(220トン)の「TWX 220RⅢ25V」を、2020年11月に同2,942kN(300トン)の「TWX 300RⅢ36V」の受注を開始、今回のTWX 460RⅢ50BVで3機種のラインナップとなった。同機は、竪型を手掛ける国内成形機メーカーでは最大クラスの型締力となる。

同シリーズの最大の特長は機械全体の低床化を図った点で、新たに複合型締機構を開発することで機構をコンパクト化し、圧倒的な低床化を実現した。金型取付面の高さをシリーズ全体で1,000mmに統一しており、金型取付けなどの段取替え作業やワークインサート・製品取出しの作業性が大幅に向上しているほか、自動化の取回しやメンテナンスも容易になる。

また、機械全体の高さも低く抑えられることから、成形工場の設置スペース(高さ方向)の融通性が向上するとともに、工場新設の場合、天井高さを抑えられることから設備コストを下げることが可能となる。

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