コベルコ建機は12月5日、今年創立25 周年を迎えるのを期に、コベルコ建機グループの理念に関する概念を整理し直し、新たにフィロソフィーとして体系化したと発表した。
1999 年10 月、神戸製鋼所の建設機械部門と油谷重工、神鋼コベルコ建機を統合し、コベルコ建機が発足した。その後、グローバルに事業が拡大していく中で、社員もその価値観も多様化している。また、取り巻く事業環境も急速に変化している。これらの経営環境の下で、全グループ員が一つ
になって、明るい未来を目指すコンパスとするべく、理念体系を定めた。
2023 年 6 月にブランディング推進プロジェクトを発足し、国内外を問わず、全グループ会社の社員が参加し、検討してきた。これまでの歴史を紐解きながら、コベルコ建機が社会に貢献できる強みや、将来にわたって残していきたい価値観などについて、何度も議論を重ねてきた。これまでの理念に関する概念に、コベルコ建機が今後ありたい要素も新たに加えて、今回の新フィロソフィーが完成した。
新フィロソフィーでは、これまでずっと大切にしてきた考え方「ユーザー現場主義」を、コベルコ建機のアイデンティティとして体系の中心に位置づけている。また、 創業以来の一貫した思いである 「企業理念」 はそのままに、日々業務を行う際の行動指針として定めていた「スピリット」を整理し直し、守るべき規律として存在する「約束」を理念体系に組み込んだ。
その上で、フィロソフィー全体の想いを象徴的に示す言葉として、 「あなたとつくる、つなぐ、未来へ」をコーポレートブランドメッセージとして新たに定めた。また、これらの概念を浸透させるキービジュアルとして「YOU」を制作した。
コベルコ建機グループは、新フィロソフィーに基づき、これからも人にも環境にもやさしい建設機械と革新的なサービスを提供し続けます。そして、顧客の満足に応え、豊かな社会の建設に貢献していくとしている。
■フィロソフィー(philosophy):企業の行動原則や価値観を表し、具体的には、企業の経営やビジネスにおける価値観や信念、原則を表すもので、組織の文化や行動指針、意思決定の基盤となる考え方を指す。
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