東ソー 、南陽事業所(山口県周南市)でHDI誘導品の生産能力を増強、約60億円投資

・塗料硬化剤の需要伸長に対応

東ソー(東京都中央区)は12月3日、南陽事業所(山口県周南市)において、ヘキサメチレンジイソシアネート誘導品(商品名:コロネートⓇ、以下HDI誘導品)の生産能力増強を決定したと発表した。

HDI誘導品は、同社スペシャリティ事業を構成する機能性ウレタン製品。耐黄変性や耐候性に優れた塗料硬化剤として、主に自動車や建築外装塗料等に広く用いられている。先進国の安定した需要と新興国におけるモータリゼーションの進展、およびインフラ投資等の増加により塗料市場は拡大しており、更なる成長も見込まれている。

同計画により安定供給を図るとともに、伸長する需要に対応し今後も更なる事業規模の拡大と収益力の強化を図っていく。

<計画内容>
立地:南陽事業所(山口県周南市開成町4560番地
対象設備:HDI誘導品製造設備
生産能力:増強後 年間3万トン(現有能力比50%増)
投資額:約60億円
工事着工:2025年5月
商業運転:2026年8月以降

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