・スタートアップと新たな価値を創出
・プレゼンテーションをするスタートアップ企業
日立建機は 11月20日、日立建機アメリカ (Hitachi Construction Machinery Americas Inc.、米国ジョージア州ニューナン)でスタートアップ企業からアイデアを募る第一回目とな る「日立建機チャレンジ 2024」のピッチイベントを開催し、優勝企業 3 社 Sodex Innovations GmbH(ソデックスイノベーションズ)、Teleo, Inc.(テレオ)、Veristart Technologies Inc.(ヴェリスタートテクノロジ ーズ)を選定したと発表した。3 社はドイツで開催される国際建設機械見本市 bauma2025(期間:2025 年 4 月 7 日~13 日)の日立建機ブース内で出展し、今後、日立建機グループとの協業の可能性を探っていく。
従来、建設機械の開発は機械本体に関することが中心で、高性能・高品質な機械をめざして開発が 進められてきた。一方で近年は施工現場の安全性と生産性の向上やライフサイクルコストの低減、ESG 対応のために、デジタル技術を活用して、作業員、機械、施工現場から取得したデータを外部のシステムと連動する車体システム「コネクテッド建機」が求められている。こうした外部のシステムとの連動を前提にした開発を行うためには、自社技術に留まらず、スタートアップ企業が生み出すイノベーションを社内に取り込 んでいくことが重要。
「日立建機チャレンジ 2024」は日立建機が次世代のソリューションを開発するためにスタートアップ企業か らアイデアを募るプロジェクト。今回は「コネクテッド建機」の開発に関わる 3 つのテーマ「施工プロセスの 変革」「建設機械の革新」「フリートマネジメントの改革」を設定し 8 月上旬から 9 月にかけてアイデアを募集 した結果、127 社から応募があった。ピッチイベントでは事前審査で選ばれた 9 社がプレゼンテーションを行い、日立建機に加えアメリカのスタートアップ企業 CEO やベンチャーキャピタリスト、建設会社の役員など多様なメンバーによる審査の結果、ソデックスイノベーションズ、テレオ、ヴェリスタートテクノロジーズが優勝した。
日立建機はこれまでもベンチャーキャピタルのファンドへの出資やスタートアップ企業への投資・協業などを通じて、オープンな体制での技術・製品開発に取り組んできた。今後もさまざまなスタートアップ企業との オープンイノベーションを推進し、顧客とのあらゆる接点におけるソリューションの深化をめざしていく。
詳細は、ニュースリリース
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