アイダエンジニアリングが11月12日に発表した2024年3月期第2四半期(4〜9月)連結業績によると、売上高は、中・大型プレス機(個別機)やサービスの売上増加に加え円安影響等により37,506百万円 (前年同期比8.5%増)となった。利益面では、増収及び粗利率改善により営業利益は2,881百万円(同101.8%増)、経常利益は2,685百万円 (同83.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は政策保有株式の売却等により2,346百万円(同104.3%増) となった。
また受注高は、中・大型プレス機(個別機)が増加したものの電気自動車向け高速プレス機や汎用プレス機の減少が響き35,756百万円(前年同期比16.8%減)とな り、受注残高は受注と円高効果により74,956百万円(前年度末比2.3%減)となった。
■セグメントごとの経営成績
日本:中・大型プレス機(個別機)売上及びサービス売上の増加により売上高は21,677百万円(前年同期比 17.2%増)となり、セグメント利益は、増収及び粗利率改善により1,019百万円(前年同期は225百万 円のセグメント損失)となった。
中国:高速プレス機売上は堅調に推移したものの、汎用プレス機売上が減少した影響により売上高は6,237百 万円(前年同期比12.4%減)となり、セグメント利益は減収と販管費の増加により421百万円(同17.5 %減)となった。
アジア:プレス機売上が堅調に推移し、売上高は前年同期並の5,568百万円(前年同期比5.6%増)となり、セ グメント利益は粗利率の悪化により255百万円(同58.8%減)となった。
米州:個別プレス機売上の増加及び円安の影響により、売上高は8,998百万円(前年同期比21.9%増)とな り、セグメント利益は増収や個別機と高速機の粗利率改善の影響により846百万円(同413.8%増)となった。
欧州:大型レトロフィット案件を含むサービス売上の増加及び円安の影響により、売上高は8,109百万円(前 年同期比0.6%増)となり、セグメント利益は、粗利率改善の影響があったものの販管費の増加により 212百万円(同0.6%減)となった。
■今後の見通し
次期の見通しについては、下記に修正した。
売上高は740億円(以下、前期比1.7%増)、営業利益は53億円(46.6%増)、経常利益は53億円(47.4%増)、親会社株主に帰属す る当期純利益は42億円(49.6%増)を予想している。
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