積水化学工業、タイに塩素化塩ビ樹脂(CPVC)コンパウンド第2工場を新設

 積水化学工業(大阪市北区、東京都港区)の環境・ライフラインカンパニーは11月11日、タイの連結子会社である、SEKISUI SPECIALTY CHEMICALS (THAILAND) CO., LTD.(以下「、SSCT)のタイ東南部マプタプットのヘマラートイースタン工業団地内にある工場敷地内に第2工場を新設すると発表した。第2工場の稼働開始は、2025年度下期を予定している。

 積水化学では、SSCTにおいて塩素化塩ビ樹脂(以下、CPVC)をコンパウンド化し、「Durastream(デュラストリーム)」ブランドとして、樹脂配管などを成型する海外メーカーに販売をしている。

 CPVCは、塩素を付加した特殊な塩化ビニル樹脂で、主に耐熱性が必要とされる、給湯管用、スプリンクラー用などの配管材の原料に用いられている。

 近年、インドをはじめとする各国で耐熱性樹脂配管材の需要が高まってきており、今後も堅調な伸びが期待できることから、SSCTに第2工場を新設し、CPVCコンパウンドの生産能力を1.6倍強に増強する。

 積水化学は、確かな品質と安定した供給で、顧客からの要望に応えていく。

<SSCTの概要>
社名 : SEKISUI SPECIALTY CHEMICALS (THAILAND) CO., LTD.
設立 : 2013年12月19日
資本金 : 476百万タイバーツ
代表者 : 取締役社長 中島 利行
事業内容 : CPVCコンパウンドの製造・販売ならびにPVA・PVB樹脂などの販売
事業所 :
・本社 : 968 12th Floor, U-Chuliang Building, Rama 4 Road, Silom, Bangrak, Bangkok 10500, Thailand
・工場 : 5/5 Phangmuang Chapoh 3-1 Road, Huaypong Sub-district, Muang district, Rayong, 21150 Thailand

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