東洋エンジニアリング(TOYO))は11月8日、伊藤忠商事と共同で、ウズベキスタンで肥料などの生産・販売を担うUzkimyosanoat社(ウズキムヨサノアット社)との3社間の協力協定書を締結したと発表した。
協定書の内容はUzkimyosanoat社がウズベキスタンで計画するガス関連プロジェクトを中心に将来の投資案件の実現に向けてTOYOと伊藤忠商事が協力するものとなっている。
豊富な資源を有する中央アジアの昨今の地政学的重要性の高まりを受け、日本政府は日本企業の同地域への進出を後押ししている。日本政府に加え多数の日本企業が参加した中央アジアビジネスフォーラムが8月に開催されたことを契機にTOYOと伊藤忠商事はウズベキスタンを訪問しUzkimyosanoat社との協定書を締結し、10月31日に東京で実施された第17回日本ウズベキスタン経済合同会議の場で文書交換式を行った。
TOYOはウズベキスタンで1996年に石油精製設備の近代化プロジェクト、1997年にポリエチレンプラントの建設プロジェクトを受注し完工した実績を有しており、今回の協定書締結を受け、ウズベキスタンでの化学産業拡大への協力を通じて同国の発展に貢献していくべく、新規プロジェクトの実現に取り組んでいく。