㈱加藤製作所が11月8日に発表した2025年3月期第 2四半期(4〜9月)連結業績によると、売上高は264億8千3百万円(前年同期比89.6%)となった。営業利益は8億4千5百万円(前年同期比105.7%)、経常利益は13億4千万円(前年同期比83.5%)となった。
また、2024年6月20日に公表した連結子会社 加藤中駿(厦門)建機有限公司の会社解散及び清算ならびに 2024年7月12日に公表した連結子会社 加藤(中国)工程机械有限公司の会社解散及び清算に伴う子会社整理損 61億8千万円を特別損失に計上したため、親会社株主に帰属する中間純損失は49億8千8百万円(前年同期は親会社 株主に帰属する中間純利益25億2千1百万円)となった。
■セグメント別の経営成績
①日本:国内向け建設用クレーンは、一部大型製品の販売時期先送りの影響を受け、売上高は147億1千6百万円(前年同期比93.8%)となった。海外向け建設用クレーンの売上高は21億1千5百万円(前年同期比88.0%)となり、 アジア向けの大口販売があった前期から減収となった。
国内向け油圧ショベル等の売上高は、38億6千3百万円(前年同期比97.8%)と前年と同水準となった一方、海外向け油圧ショベル等の売上高は、主として米州市場における大統領選挙前の需要引締まり影響により23億7千 9百万円(前年同期比61.7%)となった。
日本の売上高は233億8千6百万円(前年同期比89.1%)となり、セグメント利益は8億2千7百万円(前年同期 比61.9%)となった。
②中国:中国においては厳しい販売環境が継続しており、売上高は10億3千7百万円(前年同期比92.9%)となり、セグメント損失は2億3千1百万円(前年同期はセグメント損失6億9百万円)となった。
③欧州:欧州においては、エネルギー価格高騰による建設需要の後退もあり、売上高は27億6百万円(前年同期比94.2%)となり、セグメント利益は4千5百万円(前年同期比74.4%)となった。
④その他:その他地域は、欧州セグメントを分離した変更により売上高は発生せず、セグメント損失は5百万円(前年同期はセグメント損失4千7百万円)となった。
■主要品目別売上高の状況
①建設用クレーン:国内売上高は147億1千6百万円(前年同期比93.8%)となった。海外売上高は21億9千6百万円(前年同期 比87.0%)となり、建設用クレーンの売上高は169億1千2百万円(前年同期比92.9%)となった。
②油圧ショベル等
国内売上高は38億6千3百万円(前年同期比97.8%)となった。海外売上高は53億9千4百万円(前年同期比76.5%)となり、油圧ショベル等の売上高は92億5千8百万円(前年同期比84.2%)となった。
③その他
上記を除いたその他の売上高は3億1千1百万円(前年同期比86.4%)となった。
■ 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
最近の業績動向を踏まえ、2024年8月9日に公表した2025年3月期の通期連結業績予想を下記のとおり修正 した。
売上高615億円(前期比 9.3%減)、営業利益15億円(同9. 3%減)、経常利益16億円(同37.9%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は△42億円(ー)と予想している。
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