大熊ダイヤモンドデバイス、ダイヤモンド半導体工場を建設、福島県大熊町と立地協定

 次世代半導体の研究開発を行う新興企業、大熊ダイヤモンドデバイス(北海道札幌市)は、世界初となるダイヤモンド半導体工場を建設する。建設予定地は、福島第一原発に隣接する福島県大熊町に確保しており、10月31日、福島県大熊町と立地協定を結んだ2024年度中に工場建設を開始、2026年度には稼動を予定しており、ダイヤモンド半導体の商用化を目指す。

 同社は10月17日、PreAラウンドにてデット含め、約40億円の資金調達を行ったと発表した。同ラウンドは既存投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズがリードし、デットファイナンスはみずほ銀行が筆頭金融機関になる。創業後2年半での累計調達金額は、助成金も合わせると約67億円となる。

 さらに、同社は経済産業省による「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金(製造・サービス業等立地支援事業)9次公募」にも採択された。補助金は、福島県の避難指示区域等を対象に、住民の自立・帰還や産業立地の促進等を図るために、工場等の新増設を行う企業に対して最大30億円を支援するもの。今回、応募件数27件のうち、同社含めて12件が採択された。

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