DMG森精機、太陽工機の完全子会社化を目的としてTOB実施

 DMG森精機は11月1日、中堅工作機械メーカーの子会社である太陽工機(新潟県長岡市)の完全子会社化を目的としてTOBを実施すると発表した。太陽工機はTOBに対して賛同の意見を表明している。

 DMG森精機は現在、太陽工機の株式50.81%を所有し連結子会社としている。完全子会社化することで、経営資源の共有や迅速な意思決定を実現するため、親子上場を解消し、グループ内の連携や海外市場の開拓を課題とする太陽工機のグローバル展開を加速する。
 買付価格は1株につき1,875円。買付代金は最大54億2200万円。買付期間は11月5日から12月16日まで。

 TOB成立後、太陽工機は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は11月1日付で太陽工機株式を監理銘柄(確認中)に指定している。

 なお、太陽工機の本社・工場がある新潟県長岡市にはDMG森精機が今年1月に子会社化を完了した横中ぐりフライス盤製造の倉敷機械(現DGM MORI Precision Boring)が本社・工場を構えている。

 ニュースリリース(DMG森精機)

 ニュースリリース(太陽工機)