HD Hyundai Construction Equipmen (以下、HD現代建機):2024年10月23日
・売上高8,168億ウォン、営業利益430億ウォン、前年同期比減少。
・インドとブラジルで政府のインフラ投資と現地カスタマイズ製品の拡大が成長を牽引。
・小売プロモーションの実施と先進市場での販売力強化により市場シェア拡大。
HD現代建機は23日(水)、2024年第3四半期の売上高が8,168億ウォン、営業利益が430億ウォンだったと発表しました。
インドとブラジルでは、市場需要の拡大と現地販売戦略の浸透により売上高が伸びたものの、世界経済の不確実性が続いたため、前年同期比12%減となりました。一方、建設機械の販売減少と物流費の増加により、営業利益は前年同期比20%減となりました。
地域別では、北米や欧州などの先進市場では、中央銀行が金利を引き下げたにもかかわらず、米国大統領選挙を控え不透明感から景気減速が続き、新規機械の需要も減少したため、前年同期比12%減となりました。
一方で、小売りプロモーションなどの販売力強化策が奏功し、市場シェアが拡大したため、市場需要の減少に比べて売上高の減少幅は縮小しました。
インド市場では政府のインフラ投資政策により建設機械の需要が持続し、ブラジル市場では小型機械のラインアップ拡大により売上が増加し、両市場合計の売上は前年同期比11%増となりました。
特にインドとブラジルでは、安定した市場環境を背景に現地生産機械の売上比率が高まり、収益性がさらに高まっています。
その他の新興市場では、地政学的リスクの長期化と景気減速により顧客の購買力回復が遅れ、売上が減少しました。
厳しい市場環境にもかかわらず、HD現代建機は、現地生産製品の販売拡大や主要顧客への営業活動を展開し、新興市場での売上拡大を継続する計画です。
HD現代建機の関係者は次のように述べています。
「不確実な市場環境でも、現地生産製品の供給やプロモーションなどの努力が市場シェア拡大に成果をあげています。今後の市場回復局面でも、業績向上に向け引き続き全力を尽くします。」
コメントを投稿するにはログインしてください。