・住宅密集地・狭小地住宅施工の課題を解決
古河機械金属グループの中核事業会社で、ユニック部門を担う古河ユニック(東京都千代田区)は10月29日、ミニ・クローラクレーンの新たなカテゴリー製品として、ミニ・クローラクレーン「U-CUBE」(住宅建築用クレーン:最大吊上能力 980kg)を開発し、29日より販売を開始すると発表した。
住宅建築の耐震化や土地の有効活用にあたり、鉄筋コンクリート造の新築・リフォーム施工のニーズが高まっている一方、都市圏や駅近の利便性の高い住宅密集地や狭小地には、従来のトラック搭載型クレーンやラフテレーンクレーンなど車幅や機体の大きいクレーン車が入り込むことが困難なため、工期の長期化や、それに伴う輸送費・人件費の増加、周辺道路を通行止めにせざるを得ない課題が発生している。
これらの課題を解決すべく、ミニ・クローラクレーンが持つコンパクトボディの優れた可搬性と、液晶ディスプレイによる安全性・操作性に加え、直立型起伏ブームと折曲式ブームを搭載し、高い吊り上げ能力を備えたミニ・クローラクレーン「U-CUBE」を新たに開発した。住宅施工関連事業者向けに「U-CUBE」を販売することにより、道路を通行止めにせず、狭い経路に搬出入し、限られた作業スペースでも現場に必要なクレーン能力を発揮することで、工期を大幅に短縮し、コスト削減や地域社会との共生に貢献する。
古河ユニックは、今後も操作性・安全性・作業効率改善・地域社会との共生に配慮しながら、顧客のニーズに応えるべく、高機能化・高付加価値化を追求するクレーンの開発に一層注力していく。
詳細は、ニュースリリース
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