・受注額は前年同期比 9.4%増の1,762億円、8 四半期ぶりの増加
・生産額は前年同期比8.4%減の1,717億円、6四半期連続の減少
(一社)日本ロボット工業会がまとめた2024 年 7~9 月期【会員ベース】ロボット統計受注・⽣産・出荷実績によると、受注額が対前年同期比 9.4%増の1,762億円、前年同期比8.4%減の1,717億円となった。
受注状況をみると、電子部品実装機は底打ち感が鮮明になりつつあり、垂直多関節ロボットを中心としたマニピュレーティングロボットも回復の兆しがあることで、
受注台数、受注額ともに実に 8 四半期ぶりに増加に転じた。
出荷実績をみると、国内向けは、電気機械製造業向けが主要用途である電子部品実装用で減少、自動車製造業向けが溶接用を中心に増加した。用途別では溶接用が大幅増、半導体用も下げ止まりとなった。輸出はマテハン用やスポット溶接用が大幅に減少したものの、実装用や半導体用が大幅に増加した。アジア向けは底打ちに向かう一方で、欧米では減少が続いている。
■受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。
1.受注
・受注台数: 41,013(台) (前年同期比+2.0%) 【8 四半期ぶりの増加】
・受注額 : 1,762(億円) (同+9.4%) 【8 四半期ぶりの増加】
2.生産
・生産台数: 41,386(台) (前年同期比▲12.7%) 【7 四半期連続の減少】
・生産額 : 1,717(億円) (同▲8.4%) 【6 四半期連続の減少】
3.出荷
・総出荷台数: 43,283(台) (前年同期比▲10.3%) 【7 四半期連続の減少】
・総出荷額 : 1,810(億円) (同▲5.8%) 【6 四半期連続の減少】
ー国内出荷台数: 10,924(台) (同+11.2%) 【6 四半期ぶりの増加】
ー国内出荷額 : 502(億円) (同+9.7%) 【3 四半期ぶりの増加】
ー輸出台数 : 32,359(台) (同▲15.8%) 【7 四半期連続の減少】
ー輸出額 : 1,308(億円) (同▲10.6%) 【6 四半期連続の減少】
3.1 国内出荷内訳
電気機械製造業向け
・国内出荷台数: 3,380(台) (前年同期比+8.3%) 【5 四半期ぶりの増加】
・国内出荷額 : 150(億円) (同▲2.3%) 【5 四半期連続の減少】
自動車製造業向け
・国内出荷台数: 3,573(台) (前年同期比+21.2%) 【2 四半期連続の増加】
・国内出荷額 : 163(億円) (同+23.8%) 【2 四半期連続の増加】
3.2 輸出内訳
電子部品実装用
・輸出台数: 3,331(台) (前年同期比+21.1%) 【2 四半期連続の増加】
・輸出額 : 527(億円) (同+19.2%) 【2 四半期連続の増加】
溶接用
・輸出台数: 7,779(台) (前年同期比▲19.2%) 【4 四半期連続の減少】
・輸出額 : 195(億円) (同▲22.7%)
詳細は、IR2024-07-09 2
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