バルメット、ノルウェーの BIR AS バイオガスプラントに自動化システムを納入

・Biovoima Finland に選ばる

 Valmet (バルメット):2024 年 10月23日

 バルメットは、ノルウェーのBergen (ベルゲン)にあるBiovoima Finland Oy (バイオボイマ フィンランド社)が建設した BIR AS のバイオガス工場に、バルメット DNAe 分散制御システムを納入する予定です。この工場は、15,000 トンの有機廃棄物と 40,000 トンの牛糞を処理でき、世界のエネルギー転換において化石燃料に代わる最終製品としてバイオメタンを生産することを目指しています。

 この注文は、2024 年第 3 四半期のバルメットの受注に含まれています。工場の受け入れテストは 2025 年 5 月に、最終受け入れテストは 2025 年 12 月に実施されます。バイオガス工場は 2026 年に稼働可能になります。

 Biovoimaは以前、エストニアのTallinn (タリン)にある家庭および商業用バイオ廃棄物を燃料とするバルト海初のバイオガス工場にも同じ自動化システムを選択しました。

「バルメットは BIR の廃棄物発電プラントでの経験があり、当社とも以前から協力関係にあったため、このプロジェクトを遂行する第一候補でした。ウェブベースのエンジニアリングツールとユーザーインターフェースを備えたバルメットの最新自動化システムにより、最初から素晴らしい成果が得られます」と、Biovoima Finland Oy のプロジェクトマネージャー、Tero Kemppi (テロ・ケンピ)氏は述べています。

 「当社の最新のオートメーションシステムである Valmet DNAe 分散制御システムにより、このようなプラントは信頼性の高い制御と高度な分析を通じて、データに基づいた意思決定を行い、生産、品質、環境の目標を達成できます。Biovoima は、ライフサイクルを通じて共に進化し、エネルギー転換の将来について考える意欲のある献身的なパートナーとして Valmet を頼りにすることができます」と、Valmet のオートメーションシステム、エネルギーおよびプロセス産業担当営業マネージャー、Arto Mäkinen (アルト・マキネン)氏は述べています。

■ 納品の技術情報
 納品には、Web ベースの Valmet DNAe ユーザー インターフェイスを備えた Valmet DNAe オートメーション システム、DNAe Historian Server、シングル チャネル I/O カード、モーター制御およびユニット制御用の Profinet フィールドバス、およびスペア パーツが含まれます。さらに、アプリケーション、システム、およびディスプレイ エンジニアリングも範囲に含まれています。

■顧客 Biovoima Finland Oy について
 Biovoima Finland Oy は、廃棄物処理、再生可能エネルギー、特に再生可能ガスを専門とするクリーン テクノロジー企業です。同社は、顧客志向の考え方と、高品質で顧客にとって利益のあるソリューションで知られています。同社は 2015 年に設立され、本社はユヴァスキュラにあります。

■Valmet (バルメット)について
 バルメットは、さまざまなプロセス産業にまたがるグローバルな顧客基盤を持っています。当社は、パルプ、製紙、エネルギー産業向けのプロセス技術、自動化、サービスにおける世界有数のデベロッパーおよびサプライヤーであり、自動化およびフロー制御ソリューションにより、さらに幅広いプロセス産業にサービスを提供しています。世界中の 19,000 人を超える専門家が顧客と密接に連携し、顧客のパフォーマンスを日々向上させることに尽力しています。
 当社は 220 年を超える産業の歴史と、継続的な改善と刷新における優れた実績を誇ります。2023 年のバルメットの純売上高は約 55 億ユーロでした。
 バルメットの株式は Nasdaq Helsinki に上場されており、本社はフィンランドのエスポーにあります。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。