DMG 森精機、モジュール式パレットハンドリングシステム「PH Cell 500」を発売

・最大 32 パレット、最大 500 kg の搬送重量に対応

 DMG 森精機は10月17日、最大 32 パレット、最大 500 kg の搬送重量に対応するモジュール式パレットハンドリングシステム「PH Cell 500」の発売を開始したと発表した。

 発売を開始した「PH Cell 500」は、最大サイズ 500×500×750 mm、最大 500 kg の搬送重量に対応可能なパレットハンドリングシステム。機械側面からパレットを搬送する構造により、加工エリアへの高い接近性と優れた作業性を実現している。また、個々のお客様の生産に合わせて設計可能なモジュラー設計により、1 つのシステムでサイズが異なるパレットを使用することもできる。実際に PH Cell 500 を導入した顧客で、主軸の稼働時間を最大 3 倍まで増加させ、ワーク単価を 50%削減できた事例もある。

 DMG 森精機は、DX を用いて工程集約、自動化を促進し、グリーン・トランスフォーメーション(GX)*1 を実現することをマシニング・トランスフォーメーション(MX)と位置付け、推し進めている。工程集約・自動化は、オペレータ数や中間在庫の削減、機械の稼働時間の長期化、完成品の精度向上にも寄与する。自動化の普及はお客様の生産性向上に重要な柱と考えており、自動化システムの 1 つであるパレットハンドリングシステムの開発も継続的に行ってきた。

 DMG 森精機の 2023 年から 3 ヵ年の「中期経営計画 2025」では、自動化比率を 2023 年の 37%2 から 2025 年には50%2 まで引き上げる目標を立てている。人間工学に基づく優れた作業性と柔軟性、モジュール構造といった特長を持つ自動化システム PH Cell 500 は、顧客の生産性向上と MX の実現に貢献する。

PH Cell 500 は、11 月 5 日(火)~10 日(日)までの 6 日間、東京ビッグサイトで開催される「JIMTOFの2024」で日本初展示する。

 詳細は、ニュースリリース