岡本工作機械製作所、埼玉県さいたま市に半導体関連装置の技術開発棟及びショールームを開設

・不動産の購入契約を締結

 ㈱岡本工作機械製作所(群馬県安中市)は9月30日、半導体関連装置の技術開発棟及びショールームに係る固定資産を取得することにし、埼玉県さいたま市で不動産の購入契約を締結したと発表した。

■取得理由
 岡本工作機械製作所は長期戦略「ビジョン 2030」を策定し、『世界に類のない「総合砥粒加工機メーカー」として、平面研削盤・半導体ウェハ研磨装置でグローバルNo.1を目指す』ことを長期ビジョンとして掲げている。長期ビジョンの柱としては、特に半導体関連装置事業を主力セグメントに位置付けている。

 半導体市場は、通信技術の発達やIoT、AI・ディープラーニング、自動運転の本格化等を背景とした市場成長が見込まれるが、特に次世代半導体として注目される化合物半導体市場は、より一層の市場成長が予測されている。

 著しい成長が見込まれる次世代半導体市場の成長を捉え、岡本工作機械製作所グループの企業価値を一層高めていくには、競合他社対比で優位性のある製品を開発するための技術開発棟及び顧客に対し製品の魅力を訴求するためのショールームの設備が必要である。

 今回の不動産購入により、研究開発の段階において技術進歩の早い業界の中で顧客方針を見極め応え続けること、設計段階において高精度・安定稼働を両立する設計の実現をすること、販売段階において顧客のニーズに応じたソリューションの提案を行い、顧客側の生産活動の円滑化を図るサポート体制を整えることを目的とし、半導体関連装置の技術開発棟及びショールームに係る固定資産を取得することにした。

<取得資産の内容>
所在地:埼玉県さいたま市
取得価格:700 百万円※
資産の概要:半導体関連装置の技術開発棟及びショールーム
※取得価格は直前連結会計年度の末日における連結純資産の30%未満。
契約締結日:2024年9月30日
設備搬出予定期間:2024年 10月~2025年3月
引き渡し予定:2025年3月末予定
相手先:非開示

 詳細は、ニュースリリース