三菱ケミカルグループ(東京都千代田区)は10月17日、光学用ポリビニルアルコール(PVOH)フィルム「OPLフィルム™」の生産設備を、中日本事業所 大垣(神田)地区(岐阜県大垣市)で増設することを決定したと発表した。2027年度下期の稼働を目指す。
OPLフィルム™は、主にテレビ等の液晶ディスプレイ用偏光板に使用されている。液晶ディスプレイの画面サイズの大型化に伴い、OPLフィルム™の需要も拡大している。このような市場環境のもと、三菱ケミカルグループはさらなる需要増加と高品質要求に対応するため、生産設備を増設することを決定した。
今回増設する生産設備は、高品質要求への対応に加えて従来と比較しても高い生産性が特長で、1系列としては三菱ケミカルグループ最大の生産能力2,700万㎡/年を有している。完成後の当社グループの合計生産能力は15,400万㎡/年となる予定。
<増設概要>
立地: 三菱ケミカル株式会社 中日本事業所 大垣(神田)地区(岐阜県大垣市神田町2-35)
稼働時期: 2027年度下期(2027年10月-2028年3月)
増設能力: 2,700万㎡/年
増設後の当社グループの合計生産能力: 15,400万㎡/年
OPLフィルム™紹介サイト:
https://www.m-chemical.co.jp/products/departments/mcc/acetyl/product/1205830_9040.html