斗山ボブキャット、斗山モトロールとの垂直統合で相乗効果を創出

 Doosan Bobcat (斗山ボブキャット):2024年10月15日

・モトロール、新たに「斗山モトロール」としてスタート
・斗山モトロール、5年で売上倍増を目指す

 斗山ボブキャットは、油圧部品を専門とする垂直統合子会社「Mottrol(モトロール)」が「Doosan Mottrol(斗山モトロール)」」として再出発する予定であると発表しました。

 斗山ボブキャットは10月15日、Scott Park (スコット・パーク)最高経営責任者(CEO)兼副会長を含む幹部らが韓国慶尚南道昌原市にあるモトロール本社を訪問したと発表しました。これは斗山ボブキャット経営陣が4日に買収手続きを完了して以来、初の公式訪問となりました。

 幹部らは昌原市の生産工場を視察しました。スコット・パーク氏は約200人のブルーカラーおよびホワイトカラー従業員が出席したタウンホールミーティングで、モトロールの社名を「斗山モトロール」に変更することを宣言し、新たな始まりを告げました。

 パーク氏はタウンホールで次のように述べています。
 「長年のパートナーシップを通じて世界トップクラスの品質が実証されている斗山ボブキャットファミリーに斗山モトロールの従業員を迎えることができ、本当に嬉しく誇りに思います。私たちは、双方に利益のある結果を達成し、相乗効果を生み出すことで、今後5年間で斗山モトロールの売上を2倍にすることを目指しています。」

 斗山ボブキャットは、垂直統合を通じてコア部品の安定供給を確保し、製品競争力を強化するために斗山モトロールを買収しました。斗山モトロールは、対象市場を大型建設機械から中小型建設機械、農業機械、物流機械へと拡大することを目指しており、製品と地域の多様化による成長を期待しています。

 斗山モトロールのYoungmin Kwon(クォン・ヨンミン)社長は次のように述べています。
 「斗山ボブキャットと共に世界トップ企業への第一歩を踏み出すことができて嬉しく思います。品質基準をさらに向上させ、新製品の開発を加速させていきます。」

 斗山モトロールは、グローバル企業としての成長の勢いを確保するなど、斗山ボブキャットの子会社として外部拡大の相乗効果を追求しながら、別会社として独立した経営を継続します。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。