コマツ、モーターグレーダーと電動マイクロショベルがグッドデザイン賞をダブル受賞

・モーターグレーダー「GD955-7」は「グッドデザイン・ベスト100」に選出

 コマツは10月16日、公益財団法人日本デザイン振興会が運営する「2024年度グッドデザイン賞」(※1)において、モーターグレーダー「GD955-7」および電動マイクロショベル「PC01E-2」が、グッドデザイン賞を受賞したと発表した。この受賞により、4年連続のグッドデザイン賞受賞となった。また、モーターグレーダー「GD955-7」は「グッドデザイン・ベスト100」(※2)に選出された。グッド・デザインベスト100への選出は、コマツとして初の快挙。さらに、グッドデザイン賞審査委員の選ぶお気に入り受賞作の企画展「私の選んだ一品」(※3)にて、GD955-7のパネルおよびPC01E-2の実機が展示される予定。

 今回受賞した大型のモーターグレーダーは、鉱山などの現場で、主にダンプトラックの走路整備に用いられている。2024年1月に、30年ぶりのモデルチェンジ機として発売されたGD955-7のデザインにあたっては、鉱山現場に求められる安全性を高めるとともに、力強さと安定感を外観で表現し、操作性や快適性、整備性といった顧客の使いやすさを追求した。今回の受賞でもこれらの点を高く評価された。

■受賞コメント:コマツ 商品企画本部商品企画室デザイングループ 担当者:
 「受賞した製品をはじめ、すべての製品のデザインを、私たちデザイングループが担当しています。私たちは、デザインも建設・鉱山機械にとって大切な機能の一つだと考えています。デザインを通し、安全性はもとより、快適性や利便性など、より良い体験を提供することを追求しています。このたびの受賞では、両製品に込めた私たちの想いが皆さまに伝わり、その点を高く評価いただけたことを大変嬉しく思います。今後も、より良い体験を提供できるデザインを求め続けます。」

■審査委員による評価コメント:
 「庭仕事や畑仕事に興味を持つ老若男女にとって、このPC01E-2は思わず心が惹かれる存在ではないだろうか。こどもキリンと蝸牛が合体したかのようなユニークな外観に加え、静かで排気ガスが出ない仕様、着脱式バッテリー、小さな庭や中庭にも入っていけるコンパクトさが秀逸である。軽自動車の最大積載量より軽い点も特筆すべき要素だ。『これを借りて何をしようか』とわくわくさせる魅力的なツールである。」

※1グッドデザイン賞・・・デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきた。グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られる。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰している。

※2「グッドデザイン・ベスト100」:グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件。

※3「私の選んだ一品 2024年度グッドデザイン賞 審査委員セレクション」:グッドデザイン賞の審査委員が選ぶ、個人的なお気に入りや気になる受賞デザインを審査委員のコメントとともに紹介する企画展。

展示会場:GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)
展示日程:モーターグレーダー「GD955-7」(パネル): 11/14(木)~11/27(水)

 電動マイクロショベル「PC01E-2」(実機):10/16(水)~10/29(火)

 ※詳細情報については、企画展ウェブサイトを参照。
   リンク:https://marunouchi.g-mark.org/exhibition.html#part02

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