日本鍛圧機械工業会は 10月8日、2024年9月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は362.4億円で、前年同月比で18.4%の減となった。前月に続き300億円越えとなったが、前年が400億円越えであったため前年比割れとなった。
当月は大型・超大型プレスと板金機械が全体を引き上げた結果となった。9月は半期末の影響もあり、下期がこのままの水準で推移するかどうかは不透明といえる。
機種別によると、プレス系機械が148.1億円で20.3%の減となった。小型プレス 2.2倍、超大型プレス 0.3%増、油圧プレス 17.9%増、フォーミング33.5%増で、中型・大型プレスはマイナスであった。
板金系機械も132.8億円で24.6%の減となった。パンチングは40.0%減、レーザ・プラズマ6.9%減、ブレーキ・シャー23.1%減であった。サービス系も81.6億円で0.6%の微減であった。
国内は177.8億円で30.1%の減となった。鉄鋼8.0%減、金属14.8%減、一般21.3%減、輸送58.5%減、電気3.1%減と軒並み減であった。
輸出は103.1億円で4.3%の減であった。東南アジア向9.8倍、インド向2.3倍であったが、北米向76.1%減、中国向21.1%減、韓国向19.7%減、欧州向72.2%減となった。