日立造船、カナデビア株式会社として、本日、新たなステージへ

・商号変更、サステナビリティに軸足

 カナデビアは10月1日、日立造船から商号を変更して営業を開始すると発表した。

 同社は、 1881 年に「大阪鉄工所」の名で創業し、以来、造船、鉄構、プラント、産業機械などへ事業を拡大してきた。1943 年には商号を「日立造船株式会社」に変更したが、2002 年には造船事業を分離し、現在では、「脱炭素化」「資源循環」「安全で豊かな街づくり」の分野で、グローバルにビジネスを展開している。今回、81 年ぶりに商号を変更し、“技術の力で、人類と自然の調和に挑む”企業グループとして新たな歴史を築いてきた。

 「カナデビア(Kanadevia)」は、“奏でる”(日本語と“Via”(道・方法という意味のラテン語)を組み合わせた造語。多様性を尊重し、たゆまぬ技術革新により、オーケストラがハーモニーを奏でるように、人類と自然に調和をもたらす新しい道を切り開いていくという意味を込めており、創業以来の同社グループの歴史、企業理念およびブランドコンセプトから導き出したもの。

 同社グループは、この「カナデビア(Kanadevia)」に込めた想いを全員で共有し、誰もが幸せを実感できる未来に向け、人類と自然が調和した社会を目指す。また、自然の恵みを活かし、その営みを支え、脅威に備えることで、人々の笑顔を次代につないでいく。

■三野 禎男 会長兼 CEO のコメント:私たちは、大阪鉄工所・日立造船として築いてきた歴史と成功を未来へつなぐたすきを受け取り、カナデビアとしての第一歩を踏み出しました。カナデビアに込めた想い、「創業の精神」や「企業理念」を始めとする「Kanadevia Value」をしっかりと受け継ぎ、未来のために、今、行動し、カナデビアグループの変革と成長を加速していきます。

■桑原 道 社長兼 COO のコメント:私たちはカナデビアとして新たな旅を始めます。カナデビアへの商号変更は単に会社の名前が変わるということだけではなく、私たち自身が変わるという決意表明です。従来からの伝統的かつ重厚長大なイメージから、フレッシュで先進的、かつ脱炭素・循環型社会への移行に大きく貢献できる企業であることを発信していきます。

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