シチズンマシナリー、米国専用モデルCNC自動旋盤Miyano BNXシリーズを初グローバル展開

・待望の最大加工径φ65mmモデルを追加

 シチズンマシナリー(長野県北佐久郡御代田町)は10月1日、Miyanoブランドの米国専用モデル主軸台固定形CNC自動旋盤Miyano BNXシリーズをリニューアル、待望の最大加工径φ65mmモデルを追加し2025年6月よりグローバルで初めて販売開始すると発表した。

 Miyano BNXシリーズは、Miyanoブランドのベストセラー機であるBNJシリーズを基に米国向けに開発されたもので、1タレット2主軸というシンプルな機械構成ながら、多軸多系統制御により、正面、背面主軸の同時加工が可能となり、効率よく複合加工ができる機械として人気を博している。米国以外の市場からも販売要請があり、今回のリニューアルに合わせて、グローバルでの販売を行う。

 BNX51MSYでは、背面主軸の最大加工径をφ42㎜からφ51㎜に拡大させ、正背面同サイズの主軸を搭載したことで、より多くの製品加工に対応することが可能となる。また、主に自動車業界向け部品加工をする顧客から要望の多かった主軸径拡大の声に応え、最大加工径Φ65㎜の正面主軸を搭載したBNX65MSYを新たにラインナップ。大径サイズに合わせモーター出力も20%以上アップし、強力切削が可能になった。
また、多軸多系統制御により、1タレットで2工具同時加工が可能なことからサイクルタイムの短縮にも貢献。こういった基本性能の向上に加え、操作盤には15インチのタッチパネルを採用するなど、顧客の使いやすさ、生産性の向上に寄与するための様々な改良を施し、進化させた。

 このほか、切りくずによる問題を解消する「LFV(低周波振動切削)技術」や省力化・自動化のニーズに応えるソリューション「FA フレンドリー」など、顧客のワークフローをトータルでサポートする豊富なオプションを用意している。

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