・第2工場のスマートファクトリー化を実現
デクセリアルズ(栃木県下野市)は9月25日、2024年1月に発表した鹿沼事業所の拡張について、9月17日(火)に新エリアで新しい工場建設に着工したと発表した。新しい工場は、2026年度中の稼働開始を目指している。
現在、鹿沼第2工場で製造している異方性導電膜(ACF)は、スマートフォンや自動車をはじめとするディスプレイ向けで世界シェアNo.1を5年連続で獲得しており、液晶からフレキシブル有機EL(OLED)へのディスプレイ技術のシフト、次世代のディスプレイ技術として期待されるマイクロLEDの普及、およびセンサーモジュール実装用途など、今後も用途の広がりとともに需要の拡大が見込まれている。新しい工場の建設は、5月に発表した「中期経営計画」で掲げた方針の一つである「既存領域である事業の質的強化」に沿って、異方性導電膜(ACF)の中長期的な成長に向けた増産投資と位置付けている。
また、新しい工場は、スマートファクトリー化や、Zero Emission Buildingを目指すほか、BCPを意識したコージェネレーションシステムも導入しサステナブルな工場とするための準備を進めている。
デクセリアルズは、これからも、変化する社会・環境において、経営理念である「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」という姿勢を貫きながら、社会課題の解決を支えるデジタル・テクノロジーの進化に不可欠な高付加価値製品、技術・ソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現への貢献と、持続的成長、そして、企業価値向上を目指す。
<鹿沼事業所第2工場新エリアの概要(予定)>
所在地: 栃木県鹿沼市さつき町12-3
敷地面積: 71,000m2
延床面積: 23,748m2
着工日: 2024年9月17日
竣工日: 2026年7月
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