ファナック、最新のワイヤ放電加工機ロボカットα-CiCシリーズに大型機α-C800iCを追加

 ファナックは9月13日、最新のワイヤ放電加工機ロボカットα-CiCシリーズに、大型機α-C800iCを追加したと発表した。

・α-C800iCは、X軸ストローク800mm、Y軸ストローク600mmを装備し、大型の金型や部品加工に最適。また、Z軸ストローク510mmのオプションも用意していますので、厚板加工にも対応可能。

・リリース済みのα-C400iC/C600iCと同様に、高剛性の機械構造、最新の放電装置と放電制御により、高速・高精度な加工に寄与する。

・加工物と上下ノズル間を離した状態でも、微細な輪郭形状を高精度に加工できる様に加工条件を最適化した。また、放電制御iPulse3の改良により、アプローチ部(加工開始点)の形状誤差を最小限に抑える高品位加工も実現した。

・高信頼性の自動結線機能AWF3により、長時間の連続無人運転が可能。また、シンプルな構造の自動結線機構は保守性に優れ、高い結線率と長期にわたる高い安定性を確保する。

・高性能表示ユニットPANEL iH Proにより、描画時間が従来より75%短縮した。また、ワイヤとワーク間の通電を用いたワーク位置検出機能の検出方向の選択や、加工速度の調整、コーナ、アプローチ形状の調整をタッチパネルへの直接的な操作で行える様になり、使いやすさが大幅に向上した。

 α-C800iCの追加によりロボカットα-CiCシリーズは小型機α-C400iC、中型機α-C600iCと共にラインナップが完成した。

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