エプソン販売、産業用スカラロボットに新たなコントローラーとティーチペンダントおよび食品グリス仕様モデルを追加

 エプソン販売(東京都新宿区)は9月17日、産業用スカラ(水平多関節)ロボットの新商品として、「GXシリーズ」に対応したコントローラー『RC800-A』およびティーチペンダント『TP4』と、「Tシリーズ」「LSシリーズ」「GXシリーズ」の食品グリス仕様の3モデルを追加し、17日より受注開始すると発表した。

 エプソンのスカラロボットは、13年連続世界シェアNo.1の実績を持ち、電気、電子部品や自動車部品の製造など、顧客のさまざまなニーズに対応し、自動化や生産性を高める装置の一部として活用されている。

 ロボットの動きを制御するための装置であるコントローラーの新商品『RC800-A』は、顧客のニーズが高い「コンベヤートラッキング」の精度向上や、力覚センサーボードを標準搭載することで、より自由度の高いシステム構築ができるなど、顧客の使い勝手を向上させている。コントローラーオプションのティーチペンダント『TP4』は、2024年8月に提供開始しているエプソンロボット統合ソフトウェア「Epson RC+8.0」を内蔵し、パソコンなしでもプログラム開発が可能。また重さ1.2kgに軽量化し、顧客の負担を軽減した。

 自動化ニーズが高まる食品製造業向けには、食品グリス仕様モデルを投入する。3モデルのラインアップによりさまざまな食品製造工程における自動化を支援し、労働人口減少といった社会課題解決に貢献していく。

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