環境のミカタ、静岡県焼津市に新工場建設

 環境のミカタ(静岡県藤枝市)は9月17日、同日開催の取締役会において、新工場の建設及び借入について決議したと発表した。

同社グループは静岡県を中心として、廃棄物収集運搬・処分事業、リサイクル事業、行政
受託事業(環境コーディネート事業)を主な業務として事業展開している。

 同社グループは「価値のないものから価値を生み出す」 を事業ミッションとして掲げており、その実現のため高度選別施設の導入と製鋼副資材の製造を行うことで、混合廃棄物リサイクル率を 70%から 90%以上へ向上させることを目指している。従来、混合廃棄物は埋立廃棄物として最終処分場に回っていたが、高度選別施設の導入により選別精度が著しく向上し、さらに併設を予定している製鋼副資材製造施設の活用により幅広い廃棄物のリサイクルが可能となり、最終処分量を削減することが可能となる。

 新工場建設は、環境のミカタグループの業務効率化とともに、成長戦略に寄与するものと考えている。

<新工場の内容>
施設の名称 :未定
所在地 :静岡県焼津市利右衛門字六軒屋 2623-3 番他
資産の概要 :建物、構築物、機械及び装置等
施設の種類 :高度選別施設及び製鋼副資材製造施設
施設規模(計画)
・工場施工床面積 :4410.99 ㎡
・高度選別設備 :244.8t/日(24h)
・製鋼副資材製造設備 :240.0t/日(24h)
取得金額 :約 28 億3千万円
資金計画:当該固定資産取得資金については、取引金融機関から融資提案を受けており、当該融資により調達した資金及び補助金(中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金)を充当する予定。なお、詳細につきましては決定次第発表する。

<日程>
取締役会決議日 :2024年9月 17日
着工及び工事期間 :2024年 10月 ~ 2026年1月予定
稼働予定日 :2026年2月予定

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