ヤマハ発動機、浜松ロボティクス事業所の増改築工事が完了

・同社初のカーボンニュートラル達成工場へ

 ヤマハ発動機は9月17日、表面実装機や産業用ロボットの開発・製造・販売を行っている浜松ロボティクス事業所において、2023年から実施していた増改築工事の完了と、1984年に「IM事業部」として始動したロボティクス事業の40周年を祝うセレモニーを執り行ったと発表した。セレモニーには、取引先など総勢約200名が参加し、関係者らによるテープカットも行った。

 増改築工事は2023年1月から着工し、事業所建屋の延床面積は約1.6倍、生産面積は1.8倍に拡充された。これにより、表面実装機の生産能力は約2倍に増強される。

 また、増築エリアへの太陽光パネルの追加設置や、食堂施設も含めた建物内のオール電化、2022年からのCO₂フリー電力の導入等により、同社としては初の「カーボンニュートラル達成工場」となる。

 この増改築による能力増強は、中期経営計画(2022年~2024年)における成長事業への戦略的投資の一環です。同社ロボティクス事業の強みである顧客現場に寄り添う技術・営業・サービスの体制をさらに強化し、伸長する市場で事業規模と領域を拡大し、収益力強化を図る。

<増改築後の「浜松ロボティクス事業所」>
所在地:静岡県浜松市中央区豊岡町 127番地
延床面積:52.317 m(増築前)→85.858 m(増築後)
従業員数:約1,900名(2024年9月時点)※非正規従業員含む
事業概要:表面実装システム・産業用ロボットや半導体製造装置の開発・生産・販売

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